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毎年恒例の願成寺同行会参拝旅行は、今回は「中将姫誓願桜」でおなじみ中将姫のふるさと、當麻寺を参拝いたしました。この日、5月14日は中将姫の命日であり、その威徳を偲ぶ、練供養会式という壮大な法要が営まれます。練供養会式は正式には聖衆来迎供養会式といい、念仏の信者が亡くなったとき、西方極楽浄土より阿弥陀仏が、
観音・勢至菩薩はじめ、二十五菩薩をしたがえて迎えに来るとされる様子を再現したものです。
折しも今年は、この会式が始まって1000回目の記念すべき節目の年にあたります。
二十五菩薩の面は、古くは800年前に作られたものもあるそうですが、傷みが激しく今年新たにすべての面が新調されたそうで、来年からは真新しいその面が使われます。
まず会式は、極楽堂から僧侶を先導に稚児と中将姫の乗り物が下って始まりました。そして、護念堂から極楽堂に向かって菩薩が入場します。
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次に橋を僧侶たちが登っていき、極楽堂に設けられた特設の座につくと、雅楽が始まり、最初に母親に手を引かれた、稚児行列が始まりました。その列の後ろには雅楽の奏者、さらに行者姿の僧が続き、いよいよ天人が先導し二十五菩薩が登場しました。
二十五菩薩は、極楽堂から娑婆堂へとつぎつぎに練り歩いていきます。菩薩の衣装は大変重い上に、あまり前が見えないためでしょうか、二十五菩薩講の方々が傍らで手を引いていきます。
そして最後に、観音・勢至・普賢の三菩薩が現われました。
観音は連座(蓮座)を捧げ、独特の所作を市ながら娑婆堂へと向かいます。これは御霊をすくい取る所作である事から、「救い仏」とも呼ばれるそうです。勢至は、合掌したまま、同じく体を捻りながら進んでいきます。天蓋を持った菩薩が、いちばん後ろを歩いていきます。
娑婆堂から帰る観音菩薩は台座の上に金色に輝く「宝冠 |
阿弥陀坐像」を乗せてます。この像は中将姫の胎内から取り出されたもので御霊の化身といわれています。これで、姫の魂を極楽にお迎えしたということになるのだそうです。
そうしていよいよ、極楽へ戻る二十五菩薩のお練りとなります。
観音を先頭に、勢至、普賢がつづき、龍樹、地蔵などの菩薩がつづき、最後に天人が続いて、極楽堂へと戻っていきます。西日がいよいよ傾き、夕日が二十五菩薩の金色のお面に照り輝き、境内は荘厳な雰囲気に包まれました。
午後4時に始まったこの法会は、5時過ぎに終了し、境内を埋め尽くしていた人々は水が引くように去っていかれました。 |